南信州発アウトドアブランド「FUTURE FOX」が実践する動画マーケティング最前線 ― Firework導入でCVR最大10%、非視聴者比で3〜5倍に！衝動買いを生む動画活用とは
南信州発アウトドアブランド「FUTURE FOX」が「Firework」導入でCVR最大10%を実現！動画マーケティングで非視聴者比3〜5倍の成果を達成した衝動買いを生むショート動画活用事例を詳しく解説します。
かつては画像やテキストが中心だったECにおいて、今や動画こそが購買のトリガーとなる時代が到来しています。中でも注目すべきは、南信州発のアウトドアブランド「FUTURE FOX」。創業からわずか数年で熱狂的なファンを獲得し、SNSを駆使した独自のマーケティングで急成長を遂げています。
本記事では、同ブランドがFireworkを活用して実現した「CVR最大10%、非視聴者比3〜5倍」という驚異的な成果に迫ります。なぜ彼らの動画は“衝動買い”を生み出すのか？ その裏側には、「元・体育教師」という異色キャリアを持つマーケター・原田優佑氏の情熱と、動画にかける緻密な戦略がありました。
ブランドの個性とSNS戦略：仲間で育てる「指名買い」ブランド
― FUTURE FOX様はどのようなブランドですか？
2020年4月に南信州で立ち上げたアウトドアブランドです。「かゆいところに手が届く」唯一無二のワクワクするようなキャンプ用品を開発・生産しております。南信州の自然環境を活かした商品撮影ができることも、ブランド構築に大きく貢献しています。
従業員の多くは大学時代の仲間や、Instagram経由でジョインしたメンバーで構成されています。現在は10万人以上のフォロワーがいて、求人を出さなくても入社希望者が来るほど注目していただいております。
私自身、以前は小学校の体育教師をしていたのですが、SNSでフリースタイルフットボールの動画を発信していた経験があり、それがきっかけでマーケティングの道へ進むことになりました。
― 珍しいキャリアですね！SNSマーケティングについて早くから積極的に取り組まれていましたよね？
はい、そうです。コロナ前からInstagramやX（旧Twitter）でプレゼントキャンペーンや広告を積極的に展開していましたが、最近はTikTokなどのショート動画が主戦場になっています。ちなみに、TikTokで300万回以上再生された動画が出たときは、売上が一気に跳ねました。
Fireworkが生んだ成果：衝動買いを促す導線とCVR3~5倍の衝撃
― ショート動画がもたらす「衝動買い」の威力を感じたわけですね。
はい。以前は画像広告でLINEに顧客情報を収集し、メッセージを一斉配信して販売するモデルでした。でもFireworkのインタラクティブなショート動画では、視聴者が「欲しい」と思った瞬間にその場で購入できます。実際、公式LINEに動画を組み込んだだけでCVRが一気に改善して、改めて動画のパワーを認識しました。
― Firework導入前に使っていたプラットフォームもあったそうですね？
はい。他社の動画マーケティングツールを使っていたのですが、画質やUIに課題があり、商品ページまでの導線も遠回りになってました。また、サポート体制も正直物足りないと感じていました。
そんな時にFireworkに出会ったのですが、他社のWebサイトを見ていた時にFireworkを使っているのを発見しまして、まず画質の高さと表示方法のバリエーションに驚きました。商品ページへのスムーズな遷移だけでなく、バーチャル接客、AI店員などの機能も含めて、今後の施策展開にぴったりだと感じました。
― 実際に導入してみて、どのような成果が出ましたか？
CVRの実数値や売上をお伝えすることはできないのですが、Google アナリティクスで計測した結果、動画を視聴したユーザーのCVRは非視聴者と比べて約3~5倍となっています
また、滞在時間や平均PVも3〜5倍に伸びています。また、CPAについては、目標値にしっかりミートしていますし、初回購入でも利益の出る水準にまで抑えることができています。そして、Meta広告の運用サポートをしていただいているMeta社のアカウントマネージャーの方から「日本トップクラスのパフォーマンス」と評価されたのは嬉しかったですね。
動画の質が成果を左右する：「心を動かす構成」へのこだわり
― 高い成果を出すために、どのような動画制作をされているのでしょうか？
「もし自分がお客様だとしたら、どんな動画を見たら欲しいと思うか？」を常に意識しています。300万再生を超えたTikTok動画では、『冒頭の引き』や『テンポ感』『炎の演出』といった映像的な工夫に加えて、ナレーションも効果的でした。単に映像で魅せるだけでなく、その商品から得られるベネフィットをどう伝えるかも重視し、『自分も使ってみたい』と感じられるようなユーザーの感情を動かす構成を大切にしています。
そして、パフォーマンスのよい動画コンテンツを作ることができたら、商品詳細ページだけでなく、コレクションや動画専用ページにも設置して、導線設計にもこだわります。
今後の展望：独自性ある商品と感情を動かす動画体験の深化
― 今後の展望を教えてください。
今後も「かゆいところに手が届く、唯一無二の製品」を追求していきたいです。例えば「本物のトイレのような使い心地の簡易トイレ」は、防災ニーズにもフィットする注力製品です。
マーケティング面では、Fireworkとともに動画施策をもっと強化していきます。動画は単なる宣伝ではなく、ユーザーの「感情」と接続する強力なツールです。だからこそ、ショート動画の「量」だけでなく「質」にもこだわり続けていきたいと考えています。
編集後記：動画が“世界観”と“感情”を届ける時代に
動画が情報収集の主戦場となった今、「テキストでは届かない感情を、動画なら届けられる」という実感は、FUTURE FOXの事例が力強く物語っています。
Fireworkを活用することで、ブランドの世界観や商品の魅力をそのまま届けることができる。動画マーケティングの可能性を、これ以上ない形で証明してくださった事例です。
